高校の校門をくぐるたびに

中四国を中心に深礎工事を手がけている、北陵工業の小野です。

夏の強い日差しが少しだけやわらぎ、夕夕暮れ時にはどこか秋の気配も混じるようになってきました。今年も令和9年度の高卒求人に向けたご挨拶のため、例年お世話になっている地元の高校を何校か回ってきたところです。

久しぶりにまたぐ高校の校門は、いつ訪れても少し背筋が伸びる独特の空気感があります。グラウンドから聞こえてくる部活の掛け声や、土煙の匂い。そんな懐かしい気配に包まれながら、進路指導室の扉を叩き、先生に今年の求人票と会社案内を手渡してきました。

簡単にはいかないからこそ

正直に打ち明けると、こうして毎年欠かさず学校へ足を運んでも、すぐに新しい仲間とのご縁に結びつくわけではありません。新卒採用というのは本当に根気のいる活動で、思うような結果が出ずに悔しい思いをすることも一度や二度ではないのが現実です。

それでも、私はこの足で通い続けることをやめようとは思いません。

ものづくりの現場は、決して華やかなことばかりではありません。泥にまみれ、大きな機械の音に包まれながら、みんなで知恵と力を絞って一つの穴を掘り進めていく。そこには、教科書だけでは学べない泥臭い面白さと、完成したときの震えるような達成感があります。その本当の価値を伝えていくのは、私たちの務めだと思うからです。

もっと誇れる場所にしたい

「北陵工業で働いてみたい」

そう若い人たちに心から思ってもらえるような、魅力あふれる会社にしていくこと。事故のない安全な現場づくりはもちろん、先輩たちが温かく教え支え合う雰囲気や、努力がしっかり報われる環境を、もっともっと整えていかなければと改めて強く感じています。

時間はかかるかもしれません。それでも私たちは、焦らず愚直に、一歩ずつ前に進んでいきます。

いつかこのブログを読んでくれたあなたと、現場で同じヘルメットをかぶって汗を流せる日が来ることを、楽しみに待っています。